鍼治療

鍼治療

鍼治療とは

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鍼(はり)治療とは、教科書では「鍼(はり)を身体表面の一部位に接触または穿刺刺入し、生体に一定の機械的刺激を与え、それによって起こる効果的な生体反応を利用し、生活機能の変調を矯正し、保健および疾病の予防または治療に広く応用する施術である。」と書かれています。

わかりやすくお伝えすると、疾患や症状に適した経穴(ツボ)に金属の細い鍼(はり)を刺入し、生体に刺激を加え、元々身体に備わっている自然治癒力を高めて身体を元気にする治療法です。

当院では、非常に細い鍼(直径0.14mm~0.30mm)を使用しますので、注射のような痛みが出る心配はございません。
また、当院では滅菌済み・使い捨ての鍼を使用しますので、衛生面でもご安心頂けます。

治療で鍼を打つ際、身体のどこにどのように打つかが重要です。
「この症状にはこのツボ」というセオリーのようなものもあり、それで良くなる方もいらっしゃいますが、それだけでは良くならない方ももちろんいらっしゃいます。

その時に大事になるのが、「打つ場所」もそうですが、「鍼の太さ・深さ・角度・刺激のしかたなどの調節」や「色々な角度・視点からお身体をみさせて頂くこと」だと感じております。

まずは、「構築されつつある理論や論文等のデータ」をベースに治療方針を考え、そこに、「私の今までの臨床経験の中で有効であったと感じた治療や考え方」を交えて施術させて頂きます。

鍼治療は一つの可能性ですが、臨床でどんどん結果が出ています。

鍼が効く理由

人間には怪我や病気を自力で治す「自然治癒力」や外部からの病原体から身体を守る「免疫力」が備わっております。
鍼治療は、このような元々ある力を利用して、「組織の修復」や「血流の増加」を促します。
また、人間には痛みを感じすぎないようにする仕組みも備わっており、鍼治療はこの仕組みを働かせるきっかけとなり、鎮痛効果を発揮します。

鍼が効く理由

頭痛鍼治療

当院は頭痛・首の痛みに対する鍼治療に力を入れています

頭痛 頭痛の中でも、「緊張型頭痛・片頭痛」は鍼治療の有効性が認められています。
「データに基づく治療」をベースに、患者様一人ひとりの状態に合わせたベストな治療を行います。

頭痛に対する鍼治療を受けることで期待できる効果は「肩や首などのコリの改善」「脳の働きの改善」などがございます。

慢性頭痛患者様は多くの場合「痛みを感じるメカニズム」に異変が生じていると言われています。
過剰に痛みを感じてしまっている状態です。鍼治療は、痛みを感じる脳の働きの改善が期待できます。
「鍼治療を始めてから頭痛が出なくなった」「頭痛の頻度が減った」「薬を手放せた」「薬を飲む頻度が減った」など、今まで多くのお声を頂いてきました。
今後も、一人でも多くの頭痛で困っている方の力になれるよう知識を蓄え、技術を磨いて参ります。

「頭痛がひどいけど鍼は苦手」という方には、もちろん無理に鍼治療を行うことはございません。
手技療法やストレッチ、関節へのアプローチでも対応可能なため、苦手な方はお気軽におっしゃってください。

また、鍼治療では対応しきれない頭痛もございます。施術前の評価の結果、医療機関での精査が必要だと判断した場合、医療機関をご紹介させて頂くこともございます。

  • デスクワークの疲労
  • 育児と家事の疲労

デスクワークの疲労による肩こりに起因する頭痛、育児と家事に追われ首や背中の緊張が強いことが原因の頭痛、天気の変動によって起こる頭痛、日常の精神的なストレスによって起こる頭痛など原因は様々ですが、これらの症状は鍼治療で楽になる可能性があります。

WHOが認定している適応症状

鍼灸は多くのつらい症状に効果が期待できる治療です。

WHO(世界保健機構)が効果を認めている疾患

神経系疾患 神経痛、神経麻痺、痙攣、脳卒中後遺症、自律神経失調症、頭痛、めまい、不眠、神経症、ノイローゼ、ヒステリー
運動器系疾患 関節炎、リウマチ、頸肩腕症候群、頚椎捻挫後遺症、五十肩、腱鞘炎、腰痛、外傷の後遺症、(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
循環器系疾患 心臓神経症、動脈硬化症、高血圧低血圧症、動悸、息切れ
呼吸器系疾患 気管支炎、喘息、風邪及び予防
消化器疾患 胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)、胆嚢炎、肝機能障害、肝炎、胃十二指腸潰瘍、痔疾
代謝内分泌系疾患 バセドウ氏病、糖尿病、通風、脚気、貧血
生殖、泌尿器系疾患 膀胱炎、尿道炎、性機能障害、尿閉、腎炎、前立腺肥大、陰萎
婦人科系疾患 更年期障害、乳腺炎、白帯下、生理痛、月経不順、冷え性、血の道、不妊
耳鼻咽喉科系疾患 中耳炎、耳鳴り、難聴、メニエール病、鼻出血、鼻炎、蓄膿、咽喉頭炎、扁桃炎
眼科系疾患 眼精疲労、仮性近視、結膜炎、疲れ目、かすみ目、ものもらい
小児科疾患 小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、不眠)、小児喘息、アレルギー性湿疹、耳下腺炎、夜尿症、虚弱体質の改善

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